「一応命には別状ありません・・・が
足と右手は不自由が残るかもしれません」

と医師に告げられた

親戚の叔母たちはママを責めまくり
「あんたのせいよ
店閉めてでも面倒みなさいよ!」

「浮気をしてたらしいじゃないの」

「騙された兄さんが可哀相」

とか 言いたい放題

そこで

お袋ばっかり責めるなよ」

と康介が言うと

「あんたもまゆも まともな家庭環境じゃなかったでしょ
 この際家庭に入って主婦をするべきよ」

ママは黙ってる

「じゃあ 身体障害になった人を誰が面倒見るのよ!
まゆはお嫁に行く立場だから
 康介がお嫁さん貰って その人が見ればいいじゃん」

「なんでオレにふるかな?」

「母さんが見ないならしたかないでしょ・・・」


ママ
「子供たちには苦労をかけれないから私が考えます」

と言った