それは
「三戸さんのお宅ですか?」
と 一本のTELから始まった

受けたのは私
すぐにママに代わり

「そうですが? え?お父さんが?」

と言うと受話器を落とした

康介と私は
「なにごと?」

と 尋ねると
「お父さんが事故に遭って病院へ運ばれたって・・・
 意識不明だそう」

すぐに私たちは病院へ行った!

飲酒運転でハンドルを誤り電信柱へ激突だったらしい

着くと まだ緊急手術中

次々と人が集まる

みんな親戚一同らしい

「どんなん?」

「いやまだなにも・・・」

「お酒をのんで車に乗るなんて兄さんらしくない!」

(お父さんの妹かな?)

「飲まないとやれない事情があるんじゃない?」

ちらっと ママを見てる

「そ−よね ほったらかしだもんね」

嫌味たっぷり・・・・・



そんな中手術中の赤いランプが消えた