康介は酔っぱらって寝ている父親を車に乗せ
自宅へと連れて帰った

送る車の中で

「もしかしたら お父さん 寂しいのかも・・・」

と康介に言うと まだ 怒ってるせいか 
私の 言うとこに聞き耳をたてない


だけど
お父さんを誘って食事にいこう!と考えた

あまり康介は乗る気でない

お父さんの方も「ワシはいいい」

と遠慮する

でも勝手に3人の仕事の都合が合う日に決めてやった

気難しいと思ってたが 話してみると

意外と楽しい人だ

なんか 康介に似てるところも沢山ある

「やっぱり 親子ですね~ 2人とも似てますよ!」

と言うと2人同時に

「一緒にせんといて」

声をそろえて言ったのが 面白くて

3人で大笑い

最後にお父さんが

「今日は久々笑った気がする 
  有美さんありがと」

と 言ってくれた


その言葉だけでも

今日は誘ってよかった と 思った

それからはよく3人で会うようになった