アリスとウサギ


 アリスが歌ってすぐに二次会はお開きになった。

 時間は夜の1時。

 外に出ると、夜風が気持ち良い。

「三次会どうするー?」

 元気なやつはまだ飲もうとしていた。

 女子群はさすがにもう帰ろうという話になり、それに便乗してアリスも帰路に着く。

「じゃーねー」

 家が離れている者はタクシーに乗り合わせ、近い者は歩く。

「アリス、大丈夫?」

 と聞かれて

「ぐっすり寝たし大丈夫!」

 と大見得切ったが、歩いていると視界がクラクラしてきた。

 これはマズい。

 久々に無理して飲んでしまったようだ。

 アリスは帰路から一旦外れ、街中の公園で休憩をすることにした。

 公園には誰もおらず、ベンチに座って耳を澄ますと遠くでネオン街の喧噪が聞こえた。