この部屋の、合鍵だ。 合鍵なんて作ったのは初めてだった。 もちろん、久美にも持たせていなかった。 今日の今日だったからそれらしいプレゼントは準備できなかったが、この合鍵だけは以前から準備をしていたのだ。 みんなのものも俺のものだったガキ大将は、すっかり姉御のもの。 全部、お前にやるよ。 「小出……」 鍵に気付かず横から抱きついてくる愛らしい彼女を包み、俺も眠りにつく。 今日はたくさん走ったからだろうか。 俺はすぐに深い眠りに落ちた。 そう、深い深い眠りだった。