クインテラ王国の後宮に吹き荒れる嵐は、一夜にしてエレナ親子の世界を完全に塗り替えてしまった。
昨日まで、平民上がりの「日陰の側室」として見向きもされなかったエレナ。
その愛息アルフレッドが、正妻オーレリアの王女出産という法律の「バグ」によって、突如としてこの国の第一王位継承者、すなわち次期国王に指名されたのだ。
翌朝、翡翠宮の門前には、それまで見たこともないほどの山のような祝いの品が届けられていた。
極彩色の絹織物、まばゆい金銀の細工物、異国の珍しい果物……。
しかし、それらを運んできた他宮の侍女たちの目は、一様に冷たく、値踏みするような光を宿している。
「エレナ様、お祝いの品々でございますが……どうにも気味が悪うございます。どの箱からも、私たちを監視するような、嫌な気配が漂っているように思えてなりません」
老侍女のマルタが、青い顔をしてエレナに耳打ちした。
エレナは、無邪気に中庭で遊ぶアルフレッドの小さな背中を見つめながら、静かに頷いた。
「ええ、分かっているわ。これらは祝いの品などではなく、私たちの出方を窺うための餌よ。どれ一つとして、アルの手に触れさせてはなりません」
緊迫した空気が翡翠宮を包み込む中、決定的な事件は、日の暮れかけた夕刻に起こった。
「第二側室、ヴェロニカ様より、若君の健勝をお祝いするための『特製の仕出しスープ』が届けられました」
懃懃無礼な態度でそう告げたのは、ヴェロニカの宮に仕えるやり手の侍女だった。
手渡された銀の器には、見るからに滋味深そうな、芳醇な香りを漂わせるコンソメスープが湛えられている。
「ヴェロニカ様直々のお心遣い、恐れ入ります。若君が目を覚ましましたら、早速いただきますわ」
エレナが極めて冷静に答え、侍女を下がらせた。
バタン、と重い扉が閉まった瞬間、エレナはスープの器をテーブルに置き、マルタに鋭い視線を送った。
「マルタ、銀の匙を」
「は、はい……!」
震える手で差し出された匙を、エレナは躊躇なく温かいスープの底へと沈めた。
十数秒の、恐ろしいほどの沈黙。
やがて、エレナが匙を引き上げたとき、二人は息を呑んだ。
美しく磨き上げられていた銀の先端が、まるで呪いでもかかったかのように、見るも無残な青黒さに変色していたのだ。
「毒……! やっぱり、毒だわ……!」
マルタが恐怖に腰を抜かし、その場にへたり込んだ。
エレナの背中に冷たい汗が流れ落ちる。アルフレッドが指名されて、まだ二十四時間も経っていない。
それなのに、正妻オーレリアの腰巾着であるヴェロニカは、何の躊躇もなく、平民の血を引く幼子を「不慮の食中毒」に見せかけて葬り去ろうとしたのだ。
「このままでは……本当にアルが殺されてしまう」
エレナは怒りと恐怖で全身を震わせた。
この件をレオンハルト王に直訴しようにも、ヴェロニカ側はいくらでも「下男が勝手にやったこと」「運ぶ途中で何者かが混入した」と言い逃れするだろう。
現に、翌朝には「不審な動きをした翡翠宮の雑用係」が、すべての罪を被せられる形で素早く処刑され、事件の真相は完全に闇へと葬られてしまった。絵に描いたような「トカゲの尻尾切り」だった。
誰も信用できない。誰も自分たちを守ってはくれない。
その冷酷な真実を噛み締め、孤独な恐怖に震えていたエレナの部屋に、その夜、予期せぬ人物が訪れた。
「――エレナ」
重々しい足音と共に現れたのは、この国の絶対の支配者であり、夫である国王レオンハルトだった。
彼は冷徹な美貌に、一切の感情を排した鉄の仮面を被せている。
エレナを抱きしめることも、震える肩を温めることもしない。
ただ、部屋の中央に立ち、冷たい双眸でエレナを見下ろした。
「陛下……」
「アルフレッドの様子は」
「……今は、奥の寝所で眠っております。幸いにも、健やかに」
レオンハルトは小さく鼻を鳴らした。
その表情からは、自分の息子が暗殺されかけたことへの怒りも、妻への同情も読み取れない。
彼はまるで、自らを法律を執行するためだけの機械であると定義しているかのようだった。
「この国において、法は絶対だ。我が王女誕生により、アルフレッドが世継ぎとなる。その事実を覆すことは、余とてできん。だが――」
レオンハルトは翻り、去り際に背中でこう言い残した。
「それは、あの者が生き残ればの話だ。エレナ、息子を死なせるな」
その冷たい言葉を残し、王は夜の闇へと消えていった。
エレナは、彼が去った扉を見つめたまま、ぽろぽろと涙をこぼした。
夫すらも法律の奴隷であり、この凄惨な後宮のルールを黙認している。誰も守ってはくれない。
エレナは、絹のハンカチで乱暴に涙を拭った。
「泣くのは、今日で終わりよ。アルを守るためなら……私は、悪魔にでも、魔女にでもなってやる」
その瞬間、大人しく控えめだった「平民の娘」は必死に、我が子を守るために牙を研ぐ「一人の母」としての覚醒を果たしたのだった。
翌日。
後宮の全夫人たちが集まる、恒例の「お茶会」が、大理石で造られた豪奢な東屋で開催された。
色とりどりのドレスを身に纏った側室たちが、表面上は優雅に微笑み合いながら、その実、一触即発の火花を散らしている。
その中心にいるのは、第二側室のヴェロニカだ。
彼女は、昨日届いたスープの件でエレナが怯えきっているに違いないと、確信に満ちた意地の悪い笑みを浮かべていた。
「あら、エレナ様。今日は随分と顔色がよろしいようで。てっきり、身に余る大役(世継ぎの母)を仰せつかって、熱でも出してお寝込みかと思っておりましたわ」
ヴェロニカのネチネチとした嫌味に、周囲の側室たちがクスクスと扇で口元を隠しながら同調する。
「何しろ、平民のお生まれですものね。格式高い『東宮の母』としての振る舞いなど、教わってこられなかったのも無理はありませんわ。アルフレッド若君も、泥遊びがお好きだとか? 王家の血を引くお方が、まるで野良犬のような真似をなさるなんて、おいたわしいことですわね」
これまでのエレナであれば、ただ俯き、嵐が過ぎ去るのを耐えていただろう。
だが、今日の彼女は違った。
「――ヴェロニカ様」
エレナは静かに、しかし東屋のすべての音を支配するような、凛とした通る声で呼びかけた。
スッと背筋を伸ばし、ヴェロニカの瞳をまっすぐに見据える。その鋭い眼光に、ヴェロニカが一瞬、気圧されたように身を引いた。
「今、何と仰いましたか? アルフレッドが『野良犬のような真似』、と?」
「え、ええ……。平民のしつけは下品だと申し上げたのよ」
「アルフレッドは、クインテラ王国の法律に基づき、正式に指名された第一王位継承者、すなわち次期国王であらせられます」
エレナは一歩、ヴェロニカへと歩み寄った。
「次期国王たるアルフレッドを侮辱することは、彼を世継ぎと定めた『国の法への反逆』、ひいては陛下への不敬とみなされます。ヴェロニカ様、ご自身のそのお言葉が、ご実家である公爵家を破滅に導く引き金になり得ると、その足りない頭でお分かりにならないのですか?」
「な、何ですって……!? 平民の分際で、私に向かってそんな無礼を!」
ヴェロニカは顔を真っ赤に染め、屈辱に全身を震わせた。他の夫人たちも、いつもは影のように大人しかったエレナの豹変ぶりに、息を呑んで硬直している。
「……ふん。言うようになったじゃないか、平民」
その沈黙を破ったのは、低くハスキーな笑い声だった。
声を上げたのは、第五側室のブリジェットだ。
実家が武闘派の騎士家系である彼女は、身に纏う豪奢なドレスすら窮屈そうに見えるほど、引き締まった肢体と野生的なオーラを放っている。ブリジェットは鋭い蜂蜜色の瞳でエレナを睨みつけると、楽しげに口角を上げた。
「私はてっきり、お前が自分の息子の立場に怯えて、部屋の隅でシクシク泣いているとばかり思っていたよ。だが……そのツラ構え、悪くない。我が子を守るために牙を剥く親の顔だ」
「ブリジェット様、何を仰るのですか! このような無礼な平民の戯言を――」
ヴェロニカが金切り声をあげるが、ブリジェットはそれを手で制し、椅子の背もたれに深く寄りかかった。
「うるさいよ、ヴェロニカ。スープの件が本当なら、姑息な真似をして失敗したお前の方がよっぽど見苦しい。私はね、後宮のネチネチした陰謀劇が大嫌いなんだ。これからは少しは面白くなりそうじゃないか」
エレナはブリジェットの言葉に深く頭を下げた。敵ばかりの後宮において、この武闘派の第五側室が自分に興味を示したことは、今後の大きな布石になるはずだと直感した。
「皆様、お騒がせいたしました。それでは、私はこれで失礼いたします。アルフレッドが起きる時間ですので」
エレナは凛とした足取りで東屋を後にした。背中に突き刺さるヴェロニカの殺意に満ちた視線を感じながらも、その歩みが揺らぐことは二度となかった。
(私は絶対に負けない。この血に塗れた泥沼で、アルと共に生き残ってみせる)
お茶会での激しい舌戦を終え、翡翠宮への帰路につくエレナの胸には、冷たく燃え盛る「魔女」の覚悟が宿っていた。
昨日まで、平民上がりの「日陰の側室」として見向きもされなかったエレナ。
その愛息アルフレッドが、正妻オーレリアの王女出産という法律の「バグ」によって、突如としてこの国の第一王位継承者、すなわち次期国王に指名されたのだ。
翌朝、翡翠宮の門前には、それまで見たこともないほどの山のような祝いの品が届けられていた。
極彩色の絹織物、まばゆい金銀の細工物、異国の珍しい果物……。
しかし、それらを運んできた他宮の侍女たちの目は、一様に冷たく、値踏みするような光を宿している。
「エレナ様、お祝いの品々でございますが……どうにも気味が悪うございます。どの箱からも、私たちを監視するような、嫌な気配が漂っているように思えてなりません」
老侍女のマルタが、青い顔をしてエレナに耳打ちした。
エレナは、無邪気に中庭で遊ぶアルフレッドの小さな背中を見つめながら、静かに頷いた。
「ええ、分かっているわ。これらは祝いの品などではなく、私たちの出方を窺うための餌よ。どれ一つとして、アルの手に触れさせてはなりません」
緊迫した空気が翡翠宮を包み込む中、決定的な事件は、日の暮れかけた夕刻に起こった。
「第二側室、ヴェロニカ様より、若君の健勝をお祝いするための『特製の仕出しスープ』が届けられました」
懃懃無礼な態度でそう告げたのは、ヴェロニカの宮に仕えるやり手の侍女だった。
手渡された銀の器には、見るからに滋味深そうな、芳醇な香りを漂わせるコンソメスープが湛えられている。
「ヴェロニカ様直々のお心遣い、恐れ入ります。若君が目を覚ましましたら、早速いただきますわ」
エレナが極めて冷静に答え、侍女を下がらせた。
バタン、と重い扉が閉まった瞬間、エレナはスープの器をテーブルに置き、マルタに鋭い視線を送った。
「マルタ、銀の匙を」
「は、はい……!」
震える手で差し出された匙を、エレナは躊躇なく温かいスープの底へと沈めた。
十数秒の、恐ろしいほどの沈黙。
やがて、エレナが匙を引き上げたとき、二人は息を呑んだ。
美しく磨き上げられていた銀の先端が、まるで呪いでもかかったかのように、見るも無残な青黒さに変色していたのだ。
「毒……! やっぱり、毒だわ……!」
マルタが恐怖に腰を抜かし、その場にへたり込んだ。
エレナの背中に冷たい汗が流れ落ちる。アルフレッドが指名されて、まだ二十四時間も経っていない。
それなのに、正妻オーレリアの腰巾着であるヴェロニカは、何の躊躇もなく、平民の血を引く幼子を「不慮の食中毒」に見せかけて葬り去ろうとしたのだ。
「このままでは……本当にアルが殺されてしまう」
エレナは怒りと恐怖で全身を震わせた。
この件をレオンハルト王に直訴しようにも、ヴェロニカ側はいくらでも「下男が勝手にやったこと」「運ぶ途中で何者かが混入した」と言い逃れするだろう。
現に、翌朝には「不審な動きをした翡翠宮の雑用係」が、すべての罪を被せられる形で素早く処刑され、事件の真相は完全に闇へと葬られてしまった。絵に描いたような「トカゲの尻尾切り」だった。
誰も信用できない。誰も自分たちを守ってはくれない。
その冷酷な真実を噛み締め、孤独な恐怖に震えていたエレナの部屋に、その夜、予期せぬ人物が訪れた。
「――エレナ」
重々しい足音と共に現れたのは、この国の絶対の支配者であり、夫である国王レオンハルトだった。
彼は冷徹な美貌に、一切の感情を排した鉄の仮面を被せている。
エレナを抱きしめることも、震える肩を温めることもしない。
ただ、部屋の中央に立ち、冷たい双眸でエレナを見下ろした。
「陛下……」
「アルフレッドの様子は」
「……今は、奥の寝所で眠っております。幸いにも、健やかに」
レオンハルトは小さく鼻を鳴らした。
その表情からは、自分の息子が暗殺されかけたことへの怒りも、妻への同情も読み取れない。
彼はまるで、自らを法律を執行するためだけの機械であると定義しているかのようだった。
「この国において、法は絶対だ。我が王女誕生により、アルフレッドが世継ぎとなる。その事実を覆すことは、余とてできん。だが――」
レオンハルトは翻り、去り際に背中でこう言い残した。
「それは、あの者が生き残ればの話だ。エレナ、息子を死なせるな」
その冷たい言葉を残し、王は夜の闇へと消えていった。
エレナは、彼が去った扉を見つめたまま、ぽろぽろと涙をこぼした。
夫すらも法律の奴隷であり、この凄惨な後宮のルールを黙認している。誰も守ってはくれない。
エレナは、絹のハンカチで乱暴に涙を拭った。
「泣くのは、今日で終わりよ。アルを守るためなら……私は、悪魔にでも、魔女にでもなってやる」
その瞬間、大人しく控えめだった「平民の娘」は必死に、我が子を守るために牙を研ぐ「一人の母」としての覚醒を果たしたのだった。
翌日。
後宮の全夫人たちが集まる、恒例の「お茶会」が、大理石で造られた豪奢な東屋で開催された。
色とりどりのドレスを身に纏った側室たちが、表面上は優雅に微笑み合いながら、その実、一触即発の火花を散らしている。
その中心にいるのは、第二側室のヴェロニカだ。
彼女は、昨日届いたスープの件でエレナが怯えきっているに違いないと、確信に満ちた意地の悪い笑みを浮かべていた。
「あら、エレナ様。今日は随分と顔色がよろしいようで。てっきり、身に余る大役(世継ぎの母)を仰せつかって、熱でも出してお寝込みかと思っておりましたわ」
ヴェロニカのネチネチとした嫌味に、周囲の側室たちがクスクスと扇で口元を隠しながら同調する。
「何しろ、平民のお生まれですものね。格式高い『東宮の母』としての振る舞いなど、教わってこられなかったのも無理はありませんわ。アルフレッド若君も、泥遊びがお好きだとか? 王家の血を引くお方が、まるで野良犬のような真似をなさるなんて、おいたわしいことですわね」
これまでのエレナであれば、ただ俯き、嵐が過ぎ去るのを耐えていただろう。
だが、今日の彼女は違った。
「――ヴェロニカ様」
エレナは静かに、しかし東屋のすべての音を支配するような、凛とした通る声で呼びかけた。
スッと背筋を伸ばし、ヴェロニカの瞳をまっすぐに見据える。その鋭い眼光に、ヴェロニカが一瞬、気圧されたように身を引いた。
「今、何と仰いましたか? アルフレッドが『野良犬のような真似』、と?」
「え、ええ……。平民のしつけは下品だと申し上げたのよ」
「アルフレッドは、クインテラ王国の法律に基づき、正式に指名された第一王位継承者、すなわち次期国王であらせられます」
エレナは一歩、ヴェロニカへと歩み寄った。
「次期国王たるアルフレッドを侮辱することは、彼を世継ぎと定めた『国の法への反逆』、ひいては陛下への不敬とみなされます。ヴェロニカ様、ご自身のそのお言葉が、ご実家である公爵家を破滅に導く引き金になり得ると、その足りない頭でお分かりにならないのですか?」
「な、何ですって……!? 平民の分際で、私に向かってそんな無礼を!」
ヴェロニカは顔を真っ赤に染め、屈辱に全身を震わせた。他の夫人たちも、いつもは影のように大人しかったエレナの豹変ぶりに、息を呑んで硬直している。
「……ふん。言うようになったじゃないか、平民」
その沈黙を破ったのは、低くハスキーな笑い声だった。
声を上げたのは、第五側室のブリジェットだ。
実家が武闘派の騎士家系である彼女は、身に纏う豪奢なドレスすら窮屈そうに見えるほど、引き締まった肢体と野生的なオーラを放っている。ブリジェットは鋭い蜂蜜色の瞳でエレナを睨みつけると、楽しげに口角を上げた。
「私はてっきり、お前が自分の息子の立場に怯えて、部屋の隅でシクシク泣いているとばかり思っていたよ。だが……そのツラ構え、悪くない。我が子を守るために牙を剥く親の顔だ」
「ブリジェット様、何を仰るのですか! このような無礼な平民の戯言を――」
ヴェロニカが金切り声をあげるが、ブリジェットはそれを手で制し、椅子の背もたれに深く寄りかかった。
「うるさいよ、ヴェロニカ。スープの件が本当なら、姑息な真似をして失敗したお前の方がよっぽど見苦しい。私はね、後宮のネチネチした陰謀劇が大嫌いなんだ。これからは少しは面白くなりそうじゃないか」
エレナはブリジェットの言葉に深く頭を下げた。敵ばかりの後宮において、この武闘派の第五側室が自分に興味を示したことは、今後の大きな布石になるはずだと直感した。
「皆様、お騒がせいたしました。それでは、私はこれで失礼いたします。アルフレッドが起きる時間ですので」
エレナは凛とした足取りで東屋を後にした。背中に突き刺さるヴェロニカの殺意に満ちた視線を感じながらも、その歩みが揺らぐことは二度となかった。
(私は絶対に負けない。この血に塗れた泥沼で、アルと共に生き残ってみせる)
お茶会での激しい舌戦を終え、翡翠宮への帰路につくエレナの胸には、冷たく燃え盛る「魔女」の覚悟が宿っていた。



