恋も料理もじっくり弱火で

恋愛(学園)

恋も料理もじっくり弱火で
作品番号
1786863
最終更新
2026/08/02
総文字数
4,373
ページ数
7ページ
ステータス
未完結
PV数
0
いいね数
0


いつも、いつも、

どれだけ食べてもお腹が満たされない。



お昼は持参のお弁当に
追加で購買で買ったパンを食べる。


六限が終わる頃にはまたお腹が鳴って、
家に帰ればすぐに
お菓子を食べないと耐えられない。


そんな私が出会ったのは、

自分で料理を作って、
自分で食べられる『調理部』




体験入部の時点で

『よく食べる変わった子』

なんて肩書きがついちゃったけど、



そんなのご飯には関係ないよねっ!




「そんな美味しそうに食べてくれると、
作りがいがあるよ」




体験入部の時、
ただ食べることだけを考えていた私に、
彼は手料理を持ってきてくれた。




「先輩の作るご飯すっごく美味しいです!」

「ははっ、ならまた食べにおいで。
いつでもあったかいご飯作って待ってるから」




きっと、

私はそんな優しさに───恋しちゃったんだ。




「お前の『美味しい』が、一番嬉しか」




先輩が作る料理には、
惚れ薬でも入ってるのかな。

それくらい、
先輩が見せる顔も、
料理も、
言葉も、
全部甘くて……。


私の心は、
先輩にじっくり弱火で焼かれてしまったの───。

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