「いいよー」
「……にしてもさあ、うみ、なんで図書委員会入ったの?」
真面目なの?と、由音ちゃんが続けた。
先日の委員会決めの時のことだろう。
図書委員は、曜日ごとに担当があり、担当の曜日のときは朝、昼休み、放課後、図書室にいて、本の貸し出しをしなければならない。
ほかにもポップづくりや長期休み前に配布されるおすすめの本の紹介のプリント作成など仕事がいっぱいある。
まあ、想像のとおり。
やりたい人は誰もいない、不人気な委員会なのだ。
しかも、3年間継続式。
高1で図書委員になったら、2年生になっても、3年生になっても図書委員ということ。
中学生時代の、石鹸の詰め替え、トイレットペーパーの補充、健康観察簿の記入などがあったブラック保健委員のようなものだ。
高校の委員会は中学の委員会よりも不人気で、やりたがる人は誰もいない。
その中のやりたくない委員会トップ。
それが図書委員会なのだ。
「えー気になる?」
「別にー?」
「それはねー」
「自分から言うんだ」
「目的があってのこと!」
「え?」
「え?」
「それ以外わざわざあんな委員会にはいる理由ある?」
「えっ」
「どーみても不人気じゃん」
「う……」
「それを自分から立候補て。目的なかったら何事?」
「……」

