異世界に迷い込んだら、三兄弟の愛が重すぎて帰れない!

「では、少しだけなら」

「フフッ。ありがとう。一緒に読書しようよ」

ウォルト様がそう言い、私は自分でも読める絵本を取りに行こうとした。でも手をウォルト様に掴まれて動けなくなる。

「ウォルト様?」

「僕が読んであげる。今読んでいる本、すごく面白いんだ」

ウォルト様はそう言った後、ソファへと私を連れて行く。ウォルト様の隣に私が座ろうとすると、ウォルト様が「違うよ」と言い、自分の膝を手でポンポンと叩く。

「えっ!?ウォルト様の膝に乗るということですか!?」

「うん。おいで」

ウォルト様は優しく微笑む。アデルバート様と系統は違うけど、ウォルト様もイケメンだ。ドキドキしてしまう。ていうか、恋人でもないのに膝の上はダメでしょ。

「あの、その、私、結構重いので……」

なんとか膝の上だけは回避しようとしたけど、ウォルト様に手を引かれて無理やり座らされる。立ち上がれないように腰に腕が回されてしまったため、私は逃げることができなくなった。