異世界に迷い込んだら、三兄弟の愛が重すぎて帰れない!

「えっ!?そうなんですか!?」

私は驚く。シェフの人が作ったみたいな味と見た目だ。ロイド様は私の口元についたソースを拭い、その指を舐める。うわ、色っぽい……。

「うん。初めてにしては上出来ですね」

「ロイド様、すごいですね。お料理やお菓子作りの才能があったなんて……」

私はそう言い、今度はシフォンケーキを食べる。甘さ控えめでふわふわだ。おいしい〜!

「喜んでもらえてよかったです」

ロイド様はそう言い、季節のお花のことを話し出した。私はそれに耳を傾ける。ロイド様は色んな雑学を知っている。

穏やかな時間が、流れていった。



一時間ほどティータイムを楽しみ、片付けることになった。ロイド様とたくさん話して、お茶を飲んで、本当に楽しいひと時だったな。

「ロイド様、紅茶とってもおいしかったです!ありがとうございました!」

私がロイド様にそう笑いかけると、ロイド様は私の手を包んで言う。

「僕が紅茶を淹れるのは、華と兄さんたちだけです。いや、華のためなら僕は何でもします」