AI暴走教室

「オレは……人助けになることがしたい」
急に抽象的になった夢の内容に私はまばたきを繰り返す。
「それって具体的には?」
佳代からの質問に良は頭をかいて「とりあえずボランティ活動かな。今もやってるけど」と答えた。
良は小学校のころから地区の掃除や施設訪問などのボランティア活動に積極的に参加している。
その中でなにか胸に残るような出来事があったのかもしれない。
「良らしくていいと思うよ」
フォローするように言うと、良がクチパクで「ありがとう」と伝えてくれた。
秘密のやり取りみたいでなんだか胸がドキドキしてきてしまう。
「佳代の夢は?」