AI暴走教室

しばらく沈黙の時間が続いたあと、今度はブーンと低い機械音が近づいてくる。
これは日常的にあらゆる場所で聞いたことのある音だから、すぐになんの音かわかった。
「これってお掃除ロボットの音だよね?」
私の問いかけに他の4人もうなづいている。
家庭用の小さなものではなく、業務用の大きなお掃除ロボットの音だ。
掃き掃除吹き掃除はもちろん、モニターで外の様子を確認して大きなゴミでも自動で運んでくれる機器だ。
それが先生が立っていた辺りで止まるのがわかった。
「もしかして先生を運ぼうとしてるの?」
真由美がハッと息を呑んで呟いた。