The Brave

フローラちゃんの天真爛漫な笑顔とも、ジェルメイヌの妖艶な笑みとも違う。可愛らしくて華やかな笑みに、自分の胸が高鳴る。どうしようもなく可愛くて、どうにかなってしまいそうで……。

「……中、入ろう」

込み上げてくる熱と幸せを誤魔化すように、自分はドアを開けた。カフェの中にもたくさん花が飾られていて、インテリアもおしゃれだ。お昼には少し遅いせいか、お客さんは誰もいない。

「お好きな席にどうぞ〜」

フローラちゃんが好きそうな可愛い制服を着た店員さんに言われ、自分とカレンちゃんは窓際の席へと座った。店員さんがお冷やを持ってくる。二人でメニューを見た。

「うわぁ〜!可愛いスイーツがいっぱい!迷うな〜」

カレンちゃんがはしゃぐ。メニューには、確かに可愛いスイーツや料理の写真がある。食に興味がないけど、こんなに種類が多いと何がいいのかわからないな。

少し迷った末に自分はホットミルクとクロックムッシュを、カレンちゃんはクマのカフェラテと苺のイートンメスを頼んだ。