The Brave

人とどんな話をしたらいいのか、あまりよくわからない。カレンちゃんはいつも人に囲まれている人気者だし。でも、カレンちゃんと話せるチャンスがある時間があるんだ。

(放課後、楽しみだな……)

自分が頰を緩ませていると、「あっ、マヤリンいたいた〜」と声をかけられる。声をかけてきたのはアリアさんだった。寮の部屋の中以外で話しかけられるのは初めてで、少し緊張してしまう。

「アリアさん。どうしたの?」

アリアさんと寮の部屋で話すことも、課題のことや授業について少し話す程度だ。緊張する自分とは真逆で、アリアさんはあくびをしながら持っている皿を自分の前に置く。チーズとトマトの乗った皿?

「この皿に乗ってるチーズ、食べてくれない?カプレーゼ頼んだけど、あたし、チーズちょっと苦手なんだよね〜」

「……じゃあ、何でこれを頼んだの?」

疑問に思い、つい口にしてしまう。アリアさんはまたあくびをしながら答えた。

「トマトが食べたかったんだよね〜。マヤリン、チーズ食べれたでしょ?」

「まあ、食べれるけど……」