チェンジ・アクト!〜桁外れの演技力とメイクの力で別人潜入調査!?〜

「……それで、どうやって私は伊月さんと接触すれば良いの?」

「現在、伊月はある劇団の講師をしている。で、今その劇団がやっている募集が……」

帆高くんがある一枚のポスターを取り出し、私に見せた。

「新劇団部員募集中……?」

ポスターに大きく書かれた見出しをつい読み上げてしまう。

「もしかして……」

私の予想は当たっていたようで、帆高くんが満足そうに微笑んだ。

「そう。優和にはこの劇団に潜入してもらう」

「ちょっと待って! 劇団ってそんなにすぐに入れるものじゃないでしょ!」

「もちろん演技を見る審査があるだろうな。まぁ、優和なら普通に通るだろ」

「っ!」

帆高くんが私の演技力を信じてくれていることは嬉しいが、心の中は不安でいっぱいだ。

しかし、帆高くんはそんなことを気にもせず、引き出しからいつも通りウィッグを取り出した。

そのウィッグを見て、私は固まってしまう。