チェンジ・アクト!〜桁外れの演技力とメイクの力で別人潜入調査!?〜

それからしばらくは組織の仕事もなく、私は普通の中学生らしい生活を送っていた。

次の仕事の依頼が来たのは、月花鏡グループへの潜入から一ヶ月後のことだった。

放課後、校舎を出た瞬間にベルルが鳴る。

『優和、仕事だ』

久しぶりの仕事の知らせに、一気に身体に緊張が走ったのが分かった。

「分かった、すぐにアジトに向かうね」

『ああ、頼む』

いつになく帆高くんの声色も緊張しているように感じた。

組織の入っているビルに着き、エレベーターで地下に向かう。

扉が開くと同時、私を出迎えたのは帆高くん……ではなく、利都くんだった。

しかも、なぜか勢いよく私に抱きつきながら。