チェンジ・アクト!〜桁外れの演技力とメイクの力で別人潜入調査!?〜

教室の外に出れば良いってこと……?


『あ、き、きょ、う、し、つ』


空き教室?

空き教室に向かえば良いのかな?

自信はなかったけれど、休み時間はまだあるので空き教室に向かってみる。

すると、しばらくして帆高くんも入ってきた。

「わっ、帆高くん!」

「なんで驚いてるの?」

「いや、来ると思わなくて……」

「なんで? 俺が言ったのに」

どうやら先ほどの口パクは気のせいではなかったようだ。

「それで、どうしたの? 仕事の依頼?」

「いや、違くて……」

「……??」

「初めての潜入の後だから、優和の様子が気になっただけ……」

「え、心配してくれたってこと!?」

「組織の幹部としても、組織のメンバーの体調を気遣うことは大切で……! それにっ……」

言い訳をしながら顔をそむける帆高くんがどこか可愛くて、私はつい笑ってしまいそうになる。

心配してくれる帆高くんが可愛いし、何より嬉しい。

そんな仲間だからこそ、もっと知りたいと思ってしまう。