チェンジ・アクト!〜桁外れの演技力とメイクの力で別人潜入調査!?〜

「優和ちゃんっ!」

次の登校日、未来ちゃんが私に声をかけた。

初潜入調査のことを聞かれると思ったのだけど……。

「優和ちゃんと帆高くんって、いつの間にあんなに仲良くなったの!?」

そうだった……。

未来ちゃんは、前に会った時から私と帆高くんの関係を勘違いしているんだった。

「帆高くんはただの組織の仲間だよ」

「えー……」

「なんでちょっと残念そうなのっ!」

「だって、帆高くん。優和ちゃんのこと『優和』って呼び捨てしてたしっ!」

「それは組織の仲間だからだよ」

「それにっ!」

未来ちゃんが私の腕を引っ張り、私の耳元まで顔を近づける。


「帆高くんが優和ちゃんの演技を初めて見た時の表情、すっごく輝いてたんだから!」


「っ……! それは私の演技力が組織に活かせるからだよっ」


未来ちゃんにそう返しながらも、つい嬉しくなってしまう。