『さ、最後まで気を抜くなよ。あとは正面から普通に会社を出ろ』
入った時と同じように、部屋を出て、入り口に向かう。
悪事の証拠とはいえ、USBメモリを盗みながら正面から帰るなんてありえない。
考えられない。
だって、普通の盗人は裏口から入ったり、どこかに隠れたりするもの。
でも、今の私は逃げも隠れもせず、会社の入り口を出ようとしている。
ゆっくりと、そして堂々と、会社の入り口をまたぐ。
そして外に出て初めて自分の演技力も、帆高くんのメイク力も、全部を心から信じられるのだ。
組織のアジトに戻ると、帆高くんが満足そうにニコッと笑った。
「お疲れ様、優和」
「帆高くんもお疲れ様」
気づけば、二人で顔を見合わせて笑っていた。
この日、私たちはバディとして初めての仕事を無事に完了させた。
入った時と同じように、部屋を出て、入り口に向かう。
悪事の証拠とはいえ、USBメモリを盗みながら正面から帰るなんてありえない。
考えられない。
だって、普通の盗人は裏口から入ったり、どこかに隠れたりするもの。
でも、今の私は逃げも隠れもせず、会社の入り口を出ようとしている。
ゆっくりと、そして堂々と、会社の入り口をまたぐ。
そして外に出て初めて自分の演技力も、帆高くんのメイク力も、全部を心から信じられるのだ。
組織のアジトに戻ると、帆高くんが満足そうにニコッと笑った。
「お疲れ様、優和」
「帆高くんもお疲れ様」
気づけば、二人で顔を見合わせて笑っていた。
この日、私たちはバディとして初めての仕事を無事に完了させた。



