「そういえば、優和ちゃんはあのドラマ見ているの?」
「うん。家のテレビで見れるドラマはほとんど見ているよ」
「さすが優和ちゃん。じゃあ、五話のあのシーンが見たいっ……えっと、あの」
未来ちゃんがどのシーンを見たいか上手く説明出来ないようで、言葉に詰まっている。
ええっと、五話の中で優和ちゃんが好きそうなシーン……うん、きっとあのシーン!
未来ちゃんが言っていたヒロインは、明るくて笑顔が輝いている高校生の女の子。
それにハキハキと自分の意見を言えて、同級生の男の子に片想いしている。
未来ちゃんが見たいのは、きっとヒロインが片想いしている男の子に自分の気持ちをぶつけるシーンだろう。
私は目をつぶって、スゥッと一回深呼吸する。
深呼吸で息を吸うときはまだ私のまま。
でも息を吐く時には、もうドラマの登場人物だ。
『待ってよっ!』
男の子を呼び止めて、かけ寄る。
『なんで頼ってくれないの!?』
もう、私の気持ちはヒロインと一体化している。
悲しい、好きな人が自分を頼ってくれないことが悲しくてたまらない。
力になりたいのに、力になれない自分が悔しい。
喉の奥が熱くなって、目の奥も熱くて、言葉に出来ない気持ちが涙になって溢れてくる。
『頼ってよっ! 力にならせて!!!』
涙を流しながら、力強くそう言い放つ私。
「うん。家のテレビで見れるドラマはほとんど見ているよ」
「さすが優和ちゃん。じゃあ、五話のあのシーンが見たいっ……えっと、あの」
未来ちゃんがどのシーンを見たいか上手く説明出来ないようで、言葉に詰まっている。
ええっと、五話の中で優和ちゃんが好きそうなシーン……うん、きっとあのシーン!
未来ちゃんが言っていたヒロインは、明るくて笑顔が輝いている高校生の女の子。
それにハキハキと自分の意見を言えて、同級生の男の子に片想いしている。
未来ちゃんが見たいのは、きっとヒロインが片想いしている男の子に自分の気持ちをぶつけるシーンだろう。
私は目をつぶって、スゥッと一回深呼吸する。
深呼吸で息を吸うときはまだ私のまま。
でも息を吐く時には、もうドラマの登場人物だ。
『待ってよっ!』
男の子を呼び止めて、かけ寄る。
『なんで頼ってくれないの!?』
もう、私の気持ちはヒロインと一体化している。
悲しい、好きな人が自分を頼ってくれないことが悲しくてたまらない。
力になりたいのに、力になれない自分が悔しい。
喉の奥が熱くなって、目の奥も熱くて、言葉に出来ない気持ちが涙になって溢れてくる。
『頼ってよっ! 力にならせて!!!』
涙を流しながら、力強くそう言い放つ私。



