チェンジ・アクト!〜桁外れの演技力とメイクの力で別人潜入調査!?〜

そして、まさに……

「あのドラマのヒロイン……?」

鏡に映っているのは、先ほど私が未来ちゃんの前で演じていたドラマのヒロインで……。

ついそう言葉がもれてしまった私を見て、帆高くんが満足そうに笑っている。

「な? まさに別人、だろ?」

何度かがみを見ても、自分だと思えない。

「お前はもう、沢井 優和じゃない」

いつもの演技している気持ちと似ているようで、違う。

気持ちだけでなく、まるで全身が別人になっていく感覚。

もう私じゃないからこそ、怖がりな気持ちすらうすれていく。

本当は……帆高くんが私の演技を褒めてくれて、「使える」と言ってくれたことがすごく嬉しかった。

あのドラマのヒロインも素直で、自分の気持ちをはっきり伝えられる子だった。