「聖女エリシア。俺と契約しろ。俺は帝国の皇子として生まれた。だから、皇帝になりたい。ノイダン王国をサミュエル・レイディン皇帝陛下に差し出す」
セドリックは吐息が触れそうなくらい近い距離でエリシアに近づいて囁いた。彼の瞳が、焚き火を映して揺れる。
「王国と一緒に聖女の私も差し出す契約をして欲しいの? レイディン帝国は聖女信仰が盛んだものね」
エリシアは、微笑む。
セドリックは、静かに頷いた。
「契約するなら本当のことを教えて。補佐官ブレイクの経歴は偽りだらけよね。だって、レイディン帝国の第三皇子って⋯⋯」
エリシアは、じっと彼を見つめる。
記憶を辿る。
セドリックは吐息が触れそうなくらい近い距離でエリシアに近づいて囁いた。彼の瞳が、焚き火を映して揺れる。
「王国と一緒に聖女の私も差し出す契約をして欲しいの? レイディン帝国は聖女信仰が盛んだものね」
エリシアは、微笑む。
セドリックは、静かに頷いた。
「契約するなら本当のことを教えて。補佐官ブレイクの経歴は偽りだらけよね。だって、レイディン帝国の第三皇子って⋯⋯」
エリシアは、じっと彼を見つめる。
記憶を辿る。



