ただ“祈り”のように、静かに広がった光で魔獣たちは悲鳴すらあげずに消えた。 骨も、血も、憎悪も残らなかった。 まるで最初から存在しなかったかのように跡形もなく消えた。 王都がその報せを受け取ったのは、翌日の早朝だった。 「聖女の光、だと?」