比叡山には薫の君もときどきお参りなさる。
そのついでに僧都に会って詳しい話を聞こうと、浮舟の君の異母弟の少年を連れてお出かけになった。
まだ確信は持てないので、女君の親にはおっしゃらない。
<もし本人だったとしても、宇治の山荘から姿を消した後、何があったか分からない。他の男のものになっていたなどと聞いたら苦しいだろう>
とそんなことまで心配して、道中は思い乱れていらっしゃった。
そのついでに僧都に会って詳しい話を聞こうと、浮舟の君の異母弟の少年を連れてお出かけになった。
まだ確信は持てないので、女君の親にはおっしゃらない。
<もし本人だったとしても、宇治の山荘から姿を消した後、何があったか分からない。他の男のものになっていたなどと聞いたら苦しいだろう>
とそんなことまで心配して、道中は思い乱れていらっしゃった。



