スマホ男子との上手な付き合い方!

 例えばそう、放っておくと危なっかしいから、とか……?

 ……そ、そうだったとしてもそれはそれで恥ずかしい!

 ガクくん、あなたは何を考えて優しくしてくれてるの?

 ただスマホ依存を治したい、【スマホ男子】としての性なだけ? それとも本当に……好きだって、思ってくれてるの?

《はーい皆さんこんにちはー!! 本日はここ、澄空(すみぞら)水族館に足を運んでくださりありがとうございまーす!》

 そこまで考えて、突如として響き渡った飼育員さんのアナウンスで我に返る。

 わ、私何考えて……絶対、ぜーったい違うのに!

 暗くなった室内を数多のイルミネーションが彩って、イルカたちが次々登場してくる。

 だけどガクくんの上着の感触とか、自分の思考のよく分からなさのせいで結局最後まで集中できなかった。



「そうだ、最後にみんなで記念撮影しようよ。入口のとこに撮影スポットあったはずだから」

 その後みんなで昼食をとって、ひとしきり水族館を回って見て、おみやげもちゃんと買えた。上着もガクくんに返した。