外が暑かったから入った直後は気持ちよかったけど、段々と過剰なほどに体が冷えていく。
うぅっ、別でブランケットとか持ってきたほうがよかったかも……。
かろうじて温かい手のひらで腕を温めながら、萌子が見つけてくれた座れるスペースに向かいかける。
その一瞬の事だった。
「璃実」
「えっ? わ……!」
「これ羽織っとけ、寒いだろ」
ガクくんの名前を呼ばれ、振り返る。
と同時に、ふわりと私の肩に自分の着ていた上着をかけてくれた。
捲っていた袖もわざわざ元に戻して、ガクくんは颯爽とキラリくんたちのところへ行ってしまう。
……ガクくんの匂いがする……って、そうじゃなくて!
「見てたわ、高索ガクって璃実には甘いのね」
「高索先輩って璃実のこと好きなんじゃない?」
「な……っ!? ぜ、絶対そんなんじゃないからっ! な、何言ってるの二人とも!」
開演三分前、どうする事もできず羽織ったまま恋彩の隣に座ると茶化されてしまった。
萌子に至っては何て事言ってるのって感じだし……好きとか、多分そういうのじゃないと思う。
うぅっ、別でブランケットとか持ってきたほうがよかったかも……。
かろうじて温かい手のひらで腕を温めながら、萌子が見つけてくれた座れるスペースに向かいかける。
その一瞬の事だった。
「璃実」
「えっ? わ……!」
「これ羽織っとけ、寒いだろ」
ガクくんの名前を呼ばれ、振り返る。
と同時に、ふわりと私の肩に自分の着ていた上着をかけてくれた。
捲っていた袖もわざわざ元に戻して、ガクくんは颯爽とキラリくんたちのところへ行ってしまう。
……ガクくんの匂いがする……って、そうじゃなくて!
「見てたわ、高索ガクって璃実には甘いのね」
「高索先輩って璃実のこと好きなんじゃない?」
「な……っ!? ぜ、絶対そんなんじゃないからっ! な、何言ってるの二人とも!」
開演三分前、どうする事もできず羽織ったまま恋彩の隣に座ると茶化されてしまった。
萌子に至っては何て事言ってるのって感じだし……好きとか、多分そういうのじゃないと思う。

