スマホ男子との上手な付き合い方!

「あたし写り悪いんだけど! あたしの美しさが全然出てないわ……!」

 恋彩はそう言いながらも写真を大切にパスケースにしまっていて、萌子と顔を見合わせて笑ってしまった。恋彩なりの照れ隠しなんだろうな、って。

「じゃああたしのやりたい事も終わったし、男子軍と合流しに行こっか」

「そ、そうね! 傍示キラリの目当てのイルカショーの時間にもちょうどいいし、さっさと行くわよ!」

 パンフレット片手に恋彩が宣言通りさっさと行ってしまい、慌てて萌子と追いかける。

 少し急ぎ足でキラリくんたちと別れた場所に向かうと、通行の邪魔にならないところにコトくんとガクくんが立っていた。

「あれ、返町先輩と高索先輩だけですか? 傍示くんたちは?」

「みんなおかえり。キラリとユノなら、もう少ししたら戻ってくると思うよ。この辺りをぐるって見てくるって言ってたから」

 コトくんが周りに視線を流してから答えてくれる。まぁそうだよね、せっかく来たんだから色んなところ見たいもんね。

 ええと……イルカショーがあるのは二十分後だから、恋彩の言ってた通りちょうどいい時間かも。