帰りの会で全員に配られた講習のためのパンフレット。表紙にはでかでかと“スマホ依存の怖さ”と書かれていて、よく見る交通安全系のパンフレットと同じ類のものだった。
今の私にぴったりな講習内容にどうしてもため息を吐いてしまう。コトくんたちがいるのに未だ治りそうもないスマホ依存を抱えているお前にはこれが一番だ、と言われている気分になる。
「スマホ依存かー……あたしめっちゃ使ってるわ」
「あたしも気付いたら使っちゃってるわ……でもリサーチも大事だし、あたしは何十時間も見てないからっ」
「璃実はどうなん? あんま使ってるイメージないけど」
「結構使ってるかな、うん。……一日八時間くらい」
「わお」
「ほ、本当に結構使ってるのね……」
帰りのHRが終わって早々私の席にやってきた二人が揃って苦笑を浮かべる。
ちゃんと自覚してるからそんな目で見ないで、ちょっと傷つく……。
うっと見えない傷が刻み込まれたところで、萌子がうーんと唸った。
「そういや前にSNSで見たんだけど、画面モノクロにしたら見る気失せるらしいよ。あたしも一時期やってたけどまぁまぁ見なくなったよ、色ないの寂しくてやめたけど」
今の私にぴったりな講習内容にどうしてもため息を吐いてしまう。コトくんたちがいるのに未だ治りそうもないスマホ依存を抱えているお前にはこれが一番だ、と言われている気分になる。
「スマホ依存かー……あたしめっちゃ使ってるわ」
「あたしも気付いたら使っちゃってるわ……でもリサーチも大事だし、あたしは何十時間も見てないからっ」
「璃実はどうなん? あんま使ってるイメージないけど」
「結構使ってるかな、うん。……一日八時間くらい」
「わお」
「ほ、本当に結構使ってるのね……」
帰りのHRが終わって早々私の席にやってきた二人が揃って苦笑を浮かべる。
ちゃんと自覚してるからそんな目で見ないで、ちょっと傷つく……。
うっと見えない傷が刻み込まれたところで、萌子がうーんと唸った。
「そういや前にSNSで見たんだけど、画面モノクロにしたら見る気失せるらしいよ。あたしも一時期やってたけどまぁまぁ見なくなったよ、色ないの寂しくてやめたけど」

