何もかも分からず慌てふためく私に、コトくんはふっと爽やかに笑ってみせる。
「今日は人が多いから、また線路に落ちかけたら危ないと思って……近くの劇場でイベントやってたらしいよ」
「そ、それでわざわざ?」
「うん。前はガクだったけど、今日は僕に璃実ちゃんのことを守らせてほしい。……ダメ、かな」
「ダメとかじゃ、ないけど……」
「嫌だった?」
「ううん! そんなわけない! 心配してくれたのも嬉しいし、コトくんといられるのも嬉しいからっ……!」
「……っ、そっか。それなら走ってきた甲斐があったかな」
眩しいくらいの笑みのコトくんが近くにいて、私の心臓は爆発寸前。
胸に手を当てないでもドキドキうるさいのが伝わってきて、必死に落ち着かせようと深呼吸を繰り返す。
コトくん、ずるい言い方するなぁ……こう言われちゃったら断れないよ。
ダメでも嫌でもないから断る選択肢はそもそも存在してなかったけど、最初は反射的に『大丈夫だよ』とやんわり拒否してしまいそうになった。
けどせっかくコトくんといられるチャンスだもん、無駄にはしたくない……!
「今日は人が多いから、また線路に落ちかけたら危ないと思って……近くの劇場でイベントやってたらしいよ」
「そ、それでわざわざ?」
「うん。前はガクだったけど、今日は僕に璃実ちゃんのことを守らせてほしい。……ダメ、かな」
「ダメとかじゃ、ないけど……」
「嫌だった?」
「ううん! そんなわけない! 心配してくれたのも嬉しいし、コトくんといられるのも嬉しいからっ……!」
「……っ、そっか。それなら走ってきた甲斐があったかな」
眩しいくらいの笑みのコトくんが近くにいて、私の心臓は爆発寸前。
胸に手を当てないでもドキドキうるさいのが伝わってきて、必死に落ち着かせようと深呼吸を繰り返す。
コトくん、ずるい言い方するなぁ……こう言われちゃったら断れないよ。
ダメでも嫌でもないから断る選択肢はそもそも存在してなかったけど、最初は反射的に『大丈夫だよ』とやんわり拒否してしまいそうになった。
けどせっかくコトくんといられるチャンスだもん、無駄にはしたくない……!

