ずるずるとキラリくんを引きずって出ていくガクくんを見つめたまま、直後にぎこちなさすぎる笑みが出る。
い、行っちゃった……キラリくん大丈夫かな。
「よっしゃ、傍示くんに勝った! 高索先輩には感謝しないと!」
「何の騒ぎ? 萌子あなた、何かしたの?」
その時ちょうど入れ替わるように恋彩が戻ってきて、訝しげに萌子を見る。
「さっき傍示くんが来て璃実と帰ろうとしてたから、全力で対抗したんよね。恋彩、璃実と一緒に帰りたがってたし?」
「なっ……! それは言わない約束でしょ!」
「えー、そんなの知らないなー」
白々しくひゅーっと口笛を鳴らす萌子とは対照的に、怒りでプルプル震えている恋彩。
今日一日で何回見たかも覚えていない光景に笑わずにいられなかったのは、仕方のない事だ。
「それじゃここまでだね、気を付けて帰りなよ璃実」
「あ、あたしの友達でいたいなら怪我しないように! 分かった!?」
「うん、二人ともありがとう。また来週ねっ」
駅まで着いてきてくれた二人に、元気よく手を振ってから改札を抜ける。
い、行っちゃった……キラリくん大丈夫かな。
「よっしゃ、傍示くんに勝った! 高索先輩には感謝しないと!」
「何の騒ぎ? 萌子あなた、何かしたの?」
その時ちょうど入れ替わるように恋彩が戻ってきて、訝しげに萌子を見る。
「さっき傍示くんが来て璃実と帰ろうとしてたから、全力で対抗したんよね。恋彩、璃実と一緒に帰りたがってたし?」
「なっ……! それは言わない約束でしょ!」
「えー、そんなの知らないなー」
白々しくひゅーっと口笛を鳴らす萌子とは対照的に、怒りでプルプル震えている恋彩。
今日一日で何回見たかも覚えていない光景に笑わずにいられなかったのは、仕方のない事だ。
「それじゃここまでだね、気を付けて帰りなよ璃実」
「あ、あたしの友達でいたいなら怪我しないように! 分かった!?」
「うん、二人ともありがとう。また来週ねっ」
駅まで着いてきてくれた二人に、元気よく手を振ってから改札を抜ける。

