スマホ男子との上手な付き合い方!

 スマホは私の友達。だけど特別好きというわけじゃなくて、メッセージもSNSもゲームも……検索バーだって、毎秒見ないと落ち着かない依存症。

 その中でも【スマホ男子】は……コトくんは、私の理解者だったのに……っ。

「学校、やだな……」

 常にギリギリだったメンタルが、パリンッと割れる音がした。



「……お金、チャージしとかなきゃ」

 結局、気弱な私に休むという選択は取れなかった。中学だから単位は気にしなくてもいいけど、なんとなく休むべきじゃないなって思って。

 仮病がバレたら先生に怒られるし、授業にもついていけなくなる。ただでさえ成績が良くないのにこれ以上下がれば、一年後の高校受験にも響く。

 ……お父さんとお母さんは仕事人間だから、私のことを心配してくれる人は……まぁ、いないんだけど。

 朝ご飯を食べてないからか、ぼんやりとモヤがかかった思考のまま目的の駅で降りる。

 この時間は仕方ないとはいえ、いつもの如く人で溢れ返っていた。

 視界に映る人は大抵スマホに釘付けで、こっちが気を付けていないとぶつかりそう。