スマホ男子との上手な付き合い方!

 ……ますますユノくんの思考が分からない。

 ユノくんは『何かおかしな事でも言ってる?』と顔で語ってるし、正直断る理由はないけど……。

 どんな環境で、の部分がやけに引っかかって少しの間目を伏せる。

 おじいちゃんもおばあちゃんもきっとダメとは言わない。むしろいつも私の交友関係のなさを心配しているから安心してくれそう。

 それに、ユノくんの難解な思考がちょっとは分かるかもしれない。

「……分かった、いいよ」

「ありがとう璃実。長居はしないから安心してくれ」

 長考の末オッケーを出すという結論に至った私に、ユノくんが顔を輝かせる。

 無表情ではあるけど喜んでるって伝わってくる……そういうオーラが出てる、っていうか。

 表情の代わりに雰囲気で語るタイプか、と一人納得しつつも頭の片隅ではもう放課後の事を考えていた。

 帰る前におばあちゃんに、あと克実にも電話しとかなきゃだな……。



 楽しみというほどでもないけど、いつもとは違う帰り道なのかと思っていたら時間は瞬く間に過ぎていった。