スマホ男子との上手な付き合い方!

「っ、そうよ! あたしはずっと、初めて天動ユノに出会った時から好きなのよ!!」

「は、初めて? え、それっていつ……?」

「去年の体育祭で、天動ユノと実行委員したのよ。その時に……なっちゃったのよ、好きに」

 ……それってつまり、存在しない記憶が姫坂さんの頭に存在してるって事? この世界、そこまで都合良くなってるの?

 コトくんたちが学校に通い始めたのは昨日から。去年の体育祭に参加できるはずない。

 だけど取り巻きの人たちも首が取れそうなくらい頷いてるし、おかしいのはきっと私のほう。

 いや、もっと言えばおかしいのは世界なんだけど……。

「な、なるほど……」

「分かったのなら教えなさい! 天動ユノのタイプを!」

「そう言われても私にも分かんない……です」

 アプリキャラだった時のユノくんのストーリーはあんまり解放してないし、そもそもコトくんルートでやってたから……聞かれても一つも思いつかない。

 姫坂さんに怒られる事を覚悟しながらも、正直な気持ちを口に出す。