スマホ男子との上手な付き合い方!

「……まぁ、ちょっとだけ」

 壁にもたれていたユノくんも私の顔を覗き込んできて、心配そうに眉尻を下げている。

 私、本当に駄々こねてる子供みたい。事実を言われて拗ねるだなんて我ながら面倒な人間だ。

 でも変な意地のせいで認めたくなくて、しかも原因が動画とは言えるわけなくて。

 ユノくんにも投げやりに返すと、何を思ったのかユノくんはゆるりと口角を上げた。

「ねぇ璃実、今日……璃実の家、お邪魔していい?」

「……え?」

「は? おいユノ、お前何言って……」

「そ、そうだよユノ! その、女の子の家にお邪魔するなんて、だ、ダメだよ!」

「ユノくんって時々とんでもない事言うよねー」

 私以外にも衝撃だったらしく、ガクくんとコトくんがあからさまに動揺している。

 キラリくんだけは分かってそうな口ぶりだけど、ぎこちない苦笑が隠しきれていない。

「な、何で!?」

 流石に頷けるものじゃない提案に、瞬きを何度もしながら尋ねる。

 するとユノくんはさも当然かのように私の頭に手を伸ばし、さらりと撫でた。