「そうなんだ、実久は偉いねー。克実、ありがと」
「別に。……じいちゃんとばあちゃん今散歩行ってるから、まだ帰んないと思う」
「そっか、分かった。じゃあお姉ちゃんも、さっさと宿題終わらせてくるね」
「終わったら遊べる? 実久、トランプやりたい! 真剣衰弱するの!」
期待を込めた眼差しで私を見つめる実久に、屈んでうんと頷く。
まだ小学二年生の実久は分かりやすく笑顔になると、自分から進んでキッチンに向かった。
「……もしかして、ご飯ない感じ?」
「うん。大丈夫だよ、僕が一緒にやるから。姉ちゃんは早く宿題やってきて」
「助かるよ、ありがとね」
小学四年生にしてはだいぶしっかり者の克実はいわゆるツンデレ。
言う事や態度は冷たいけど実久のことはちゃんと見てくれてるし、家事も手伝ってくれてて縁の下の力持ちポジション。
……私の家は、物心ついた時からこんな感じなんだ。
お父さんとお母さんは優秀な人で、いつでも引っ張りだこ。仕事も順調らしくて、昔からずっと大掛かりなプロジェクトのリーダーを務めてるらしい。
「別に。……じいちゃんとばあちゃん今散歩行ってるから、まだ帰んないと思う」
「そっか、分かった。じゃあお姉ちゃんも、さっさと宿題終わらせてくるね」
「終わったら遊べる? 実久、トランプやりたい! 真剣衰弱するの!」
期待を込めた眼差しで私を見つめる実久に、屈んでうんと頷く。
まだ小学二年生の実久は分かりやすく笑顔になると、自分から進んでキッチンに向かった。
「……もしかして、ご飯ない感じ?」
「うん。大丈夫だよ、僕が一緒にやるから。姉ちゃんは早く宿題やってきて」
「助かるよ、ありがとね」
小学四年生にしてはだいぶしっかり者の克実はいわゆるツンデレ。
言う事や態度は冷たいけど実久のことはちゃんと見てくれてるし、家事も手伝ってくれてて縁の下の力持ちポジション。
……私の家は、物心ついた時からこんな感じなんだ。
お父さんとお母さんは優秀な人で、いつでも引っ張りだこ。仕事も順調らしくて、昔からずっと大掛かりなプロジェクトのリーダーを務めてるらしい。

