スマホ男子との上手な付き合い方!

 ……そんな事ない、とは言い切れない。実際繋がってる人はリアルではほぼ話した事のない、同じ学校の人ばかり。

 小学生の時の顔見知りも中にはいるけど、信用に値する人じゃないのは確かだ。

「……分かった。気をつけるね」

「あぁ」

 き、気まずい……ガクくんって常に無表情だから何考えてるか分かんない。

 今だって、何をするでもなくキラリくんがコトくんやユノくんに熱弁しているのを見ているだけ。

 だけどこの場から離れる気もない様子の彼に、ずっと聞きたかった事を言葉にしてみた。

「ねぇガクくん、何で私を可哀想って言ったの?」

『もう璃実のこと、可哀想になんかさせねぇから』

 今朝、駅を出る前にガクくんはそう言っていた。

 その言葉の意味は私にはさっぱりで、もういっそ尋ねてはっきりさせたかった。

 他人事で無責任で、ガクくんが吐くにはぴったりな言葉。

 ……他人から言われて、一番嫌な言葉。

 足元を見ながら零した質問にガクくんが答える気配は……ない。数十秒経っても沈黙が流れているだけ。