スマホ男子との上手な付き合い方!

 例えガクくんに私を想う気持ちがあっても、こんな言い方されたら悔しい。ガクくんに悪気はないだろうし、そもそも私が甘えてるのは本当だから余計に。

「よし、じゃあ早速行こーっ! 璃実ちゃんは僕の隣ね!」

 当然のようにすっと私の右手を握ったキラリくんは、流れかけた気まずい空気を壊して引っ張っていく。

 キラリくんは子供のように無邪気で、走らせたらどこまでも行けちゃいそう。

 だから引っ張られてる私も、どこにでも行けそうな感覚になる。

 ムードメーカーって言葉はキラリくんのためにあるのかもしれないな。



 そのままキラリくんに引っ張られ続けて十数分、辿り着いたカフェにはそこそこの人がいた。

 バズってた時ほどではないけどカフェにしたら人が多めだ……ちょっと待ちそう。

 カフェの外にできている列を眺めながら、私たちも最後尾に並ぶ。

 客層は女性客や家族っぽくて学生もちらほらいるくらい。普通に通常メニューを目当てに来た人もいるんだろうけど。

「璃実ちゃん何頼むー? あっ、そもそもイートインかテイクアウトどっちがいいかなー?」