スマホ男子との上手な付き合い方!

 今日締め切りだった課題を無事に提出し終えた放課後、ふーっと深呼吸をする。

 けれどすぐ、職員室前で待ってくれていたキラリくんとユノくんと目が合った。

「璃実ちゃん、提出物出せたー?」

「まぁ、とりあえずは」

「良かったー。じゃああとはガクくんたちを待つだけだねっ」

 放課後の昇降口は帰宅する人と部活に行く人で混み合っていて、私たちは少し離れたところでコトくんたちが来るのを待っている。

 三年生は色々大変そうだし、帰りのHRが長引くのも仕方がない。

 退屈さもあってぼんやりと外の景色を眺めていると、「そういえばっ」とキラリくんが声を漏らした。

「ねーねー二人とも、帰りにカフェ寄らなーい? ほら、一時期SNSでバズってた……アニメとコラボしてるとこの!」

「……何のアニメ?」

「ユノくんも好きな日常系アニメのやつ! 璃実ちゃんは知ってるっ? 駅からちょっと歩いたところにあるカフェなんだけど……」

「い、一応……ちょっと話題になってたから、うん」

 こんな端的な情報でも、どこの何を指してるか即答できるくらいには分かってしまう。