スマホ男子との上手な付き合い方!

 その正体がキラリくんなのは丸分かりで、いきなりの事に素っ頓狂な声が飛び出す。

「わ、キラリくんだ。ほんと可愛い〜、女の子みた〜い」

「ユノくんもいるじゃん! 顔ちっちゃ、モデルだよあんなん」

「にしても小岩井さん、あんなイケメンと幼馴染とか羨ま〜」

 私、みんなと幼馴染って扱いなんだ……それ以前にみんなが現実にいるって事がおかしいのに、本当にどうなってるの……?

 フィクションでも到底起こらなさそうな事態に困惑していると、ユノくんがキラリくんの後ろから姿を見せる。

 そして窓枠にもたれかかると、ベージュの瞳で私を見つめてきた。

「璃実が寂しがってると思って……来た」

「え?」

「……璃実はいつも、この時間スマホ触ってたから。だから代わりに、と思って」

 気恥ずかしいのか、そこまで言って視線を床に落とす。

 その言葉にハッとしないはずがなく、気まずくて少しだけ顔を背けた。

 みんなは私のスマホ依存の酷さ、知ってるんだ。でもみんなが現実にいるくらいだから、そんなのは当たり前なのかな。