スマホ男子との上手な付き合い方!

 けど全部現実で本当なら……私はまだ、“私”でいられる。

 小岩井璃実はまだ、消えなくていいんだ。

「ふふっ、ほっぺ叩かなくても僕たちは本当に存在してるよっ!」

「璃実の気持ちも分かるけど、むやみに自分を傷つけないで。ほら璃実、立てる?」

「あ、ありがとう……」

「さっきはコトくんがハグしてたから今度は僕の番! ねっ、現実でしょ?」

「う、ん……」

 まだ全然、飲み込めてないけど。

 眉を八の字にしたユノくんの手を取って立ち上がり、キラリくんが飛びついてくる。

 するとコトくんと同じように高めの体温を感じて、小さく頷きを返した。

 目の前ではコトくんが今にも泣きそうな顔になっていて、ちょっぴり申し訳なくなる。

 その中で表情一つ変えないガクくんが私を見たまま、小さく口を開いた。

「もう璃実のこと、可哀想になんかさせねぇから」

 え?

「あーっ!! みんな、そろそろ行かないと学校遅れちゃう! 璃実ちゃんもほらっ、行くよー!」

「うわっ……! キラリくん、引っ張らないでーっ!」