スマホ男子との上手な付き合い方!

「やだ、嫌だよ……っ」

 私はどこまで身勝手なんだろう、全ては自分の引き起こしたものなのに。

 始まりも終わりも自分な事がとてつもなく嫌で、みんなを振り回している自分が嫌で……みんなに消えてほしくなくて。

 きっとダメなのに、縋りたくなってしまう。

 視界が滲む。ガクくんの顔が認識できなくなる。頬に温かい雫が流れ落ちる。

 全部自分のせいなのに、何で泣いちゃうんだろう……っ。

「璃実、よく聞け」

 ごしごしと涙を拭う私の腕を掴んで、代わりにガクくんの長い指が雫を連れ去る。

 滲んだ視界の隙間から見えるのはガクくんの怖い顔。

 だけれど子供をあやすような温かさも混じっていて、一瞬涙が止まった。

「俺たちは消えるが、璃実のことはずっと見てる。アプリのキャラに戻るかどうかは分からないが……どうにかなる、だから泣くな」

「っ、どうにか、って……」

「俺たちが……――いや、俺が璃実を一人にさせるわけがないだろ。お前のこと好きなんだから」

「……へ!? す、好き……って!?」

「言葉通りの意味だ。ほら、これやるよ」