「……水族館に行く数日前から、体にガタが来てた。キラリが一番早くに脆くなって、足元が覚束ない事が増えてた」
『っ、わっとと……!』
確かに水族館からの帰り道、キラリくんが転びかけてた。
あの時からもう予兆はあったんだと今更知って、悔しいやら悲しいやらで口の中を噛む。
「それからは早かった。キラリがダメになって消えて、ユノも消えて……コトも『璃実ちゃんに気持ちを伝えられたから悔いはない』って言って、消えていった」
「何で、みんな消えたの」
「言っただろ、役目が終わったって。俺たちは璃実の“こんな生活のままでいいのか”って願いから実体化した存在だ、願いの持ち主がそう思わなくなったらお役御免なんだよ」
「……っ」
私が、思わなくなったから……みんなは消えた?
今でもそう願ってる、だなんて嘘は効かないか。だって実際、思わなくなってきているんだから。
毎日がちょっと楽しくて、スマホを触っちゃった日もあったけど落ち込みはしなくて、スマホよりも誰かといるほうが新鮮で面白くて……だから、消えちゃったんだ。
『っ、わっとと……!』
確かに水族館からの帰り道、キラリくんが転びかけてた。
あの時からもう予兆はあったんだと今更知って、悔しいやら悲しいやらで口の中を噛む。
「それからは早かった。キラリがダメになって消えて、ユノも消えて……コトも『璃実ちゃんに気持ちを伝えられたから悔いはない』って言って、消えていった」
「何で、みんな消えたの」
「言っただろ、役目が終わったって。俺たちは璃実の“こんな生活のままでいいのか”って願いから実体化した存在だ、願いの持ち主がそう思わなくなったらお役御免なんだよ」
「……っ」
私が、思わなくなったから……みんなは消えた?
今でもそう願ってる、だなんて嘘は効かないか。だって実際、思わなくなってきているんだから。
毎日がちょっと楽しくて、スマホを触っちゃった日もあったけど落ち込みはしなくて、スマホよりも誰かといるほうが新鮮で面白くて……だから、消えちゃったんだ。

