スマホ男子との上手な付き合い方!

 ……また、消えちゃうの? 何も言わないでいなくなるなんて、酷いよ……?

 久しぶりに降っている大雨がザーザーとうるさい。外からは蛙の大合唱も聞こえてきている。

 こんな事ならみんなの住んでるところ、聞いておけば良かった。それなら確かめに行けたのに。

 放課後になっても誰も迎えに来てくれない。隣の教室を覗いてみても、キラリくんとユノくんはいない。

 体調不良ならそれでいい。でももし違うなら……一言くらい、言ってくれたっていいじゃんか。

『……好きだよ、璃実ちゃん。これまでもこれからも、ずっと』

 みんなで水族館に出かけた日、コトくんの告白がフラッシュバックする。

 あの時は何も考えられなくて流してしまったけど、思い返してみればコトくんなりの別れの挨拶だったかもしれない。今生の別れはある意味、合っていたのかな。

 だとしても……本当にそうだったなら、どうして何も教えてくれなかったの……っ!

 まだみんなは消えてはいない、でも今はどこにもいない。駅にも学校にも、私が知る限りはどこにも。