スマホ男子との上手な付き合い方!

「キラリくんに、ユノくんだ……」

 SNS担当のあざとい系男子の傍示(かたみ)キラリくん、動画やソーシャルゲームアプリ担当の天動(てんどう)ユノくん。

 つまり今ここには、【スマホ男子】の公式キャラが全員が揃っているわけで。

「いい加減離してやれ、璃実にはまだ何にも説明できてないんだ」

 必死に頭を回転させている私をコトくんから引き剥がし、私のほうへと視線を向けたガクくんは。

「俺たちは、璃実のスマホ依存を治しに来た」

「へ?」

 コトくん、キラリくん、ユノくんを見やってから、まっすぐな眼差しではっきり私に告げる。

 そんな難解な状況を簡単に飲み込めるわけ、なくて。

 バチンッ!

「璃実ちゃん⁉」

「おい璃実、急に何して――」

「夢じゃ、ないんだ……みんな、消えてなかったんだ……っ。よか、ったぁ……」

 自分の両頬を力任せに叩いて、夢じゃない安心感からへなへなとその場に座り込んだ。

 もしこれも夢だったらどうしようとか、ここまで都合のいいことが起きるわけないとか、色々思うところはある。