スマホ男子との上手な付き合い方!

 今考えれば、ガクくんの言葉の意味がよく理解できる。

 ガクくんの可哀想は単純な可哀想じゃない。境遇に同情しているわけでも、励まそうとしているわけでもない。

 ――まんまとスマホに取り憑かれた私を、言葉通り哀れんでいたんだ。



 三連休の明け、人の行き交う構内にいつもいるみんなの姿はなかった。

 違う場所で待っているのかとも思ったけど、ぐるっと構内を歩き回ってみても姿はない。戻って確認しても誰もいなかった。

 連絡も何も来てないし、どうしたんだろう。

 モヤッと、心臓に影がかかる。まさかね、って笑い飛ばすためにも学校に急いだ。

「恋彩、萌子……っ!」

「朝から騒がしい……あたしのとも、だち、なんだったらもう少し優雅に登校してくれない?」

「んー、どしたの急いで来て」

「キラリくんとユノくん、見てない!?」

 ガラッと大きな音を立てて二人のところに確認しに行く。

 二人にキラリくんたちの記憶があれば、まだみんなは存在してるはず……っ。

 そう希望を込めて尋ねると、二人は一瞬顔を見合わせたあと口を開いた。