妊娠しましたが相手に婚約者がいました。今更私が本命? ご冗談を。

『プランEだ。相手は堅気の人間じゃないから、双子に危害が及ぶなら殺してくれ』

『了解しました。⋯⋯マイアミは久しぶりだわ。腕がなるわね』

銃を構えるポーズをして、おどけてみせるアリーヤの手は震えていた。
彼女も銃を握るのは久し振りだ。双子の子守りは、故郷と家族を捨て逃げた彼女にも癒しを与えていた。きっと彼女は双子を命懸けで守ってくれるだろう。

プランEは真夏が一人の時に連れ去られた場合の策だ。まず、アリーヤが土地勘のあるマイアミに航路で向かい双子を連れて待機。俺は真夏を取り返し合流する。飛行機の移動は船に比べ足がつきやすい。