妊娠しましたが相手に婚約者がいました。今更私が本命? ご冗談を。

「私はライ君とレストランに行くわ」

「じゃあ、私たちもまずはレストランに行くか」

ニヤリと笑う父に私の思惑はバレている。
彼がゾロゾロと舎弟を連れて来たら、監視がきつくて逃げようがない。

父の女が腰をくねらせニヤニヤ笑いながら、私に近づいて来た。

「その程度のルックスでイイ男二人も手玉にとってたのに残念ね。源次郎さんは双子ちゃんも殺すって言ってたわよ」

女の囁きに、目の前に無数のフラッシュがたかれたようにチカチカする。
(サラ、ルイ、サラ、ルイ、サラ、ルイ、私の命、守らなきゃ⋯⋯)

「うっ、苦しい、ガハッ」