妊娠しましたが相手に婚約者がいました。今更私が本命? ご冗談を。

「明日、ナイアガラの滝の裏観光とかしよう。ホテルのレストランを予約してるから、こちらにどうぞ」

王子様のエスコートのように手を差し出してくるライ君の大きなに私は手をのせた。
ライ君の頬はほんのり赤く、私ほど酒は強くなさそうだ。

───何とか逃げ出して早くサラとルイを守らないと⋯⋯。

後続車が駐車場に停まったかと思うと、中から出てきた人物に私は絶望した。

「真夏、三年ぶりだな」