怪異ハンター

「裕太くん、君は一体何者なの?」
輝からの質問に裕太がニヤリと笑ったあと、その顔を上げた。
「ついてきて」
短く言って前を歩き出す。
ふたりは慌ててそのあとを追いかけた。
「どこへ行くんだよ?」
「行ってから説明する」
拓からの質問にもとくに答えずに早足で歩いていく。
いつの間にか周りの景色は変わって、ひとけのない路地へと迷い込んでいた。
「このままついていって大丈夫だと思う?」
輝がこそっと拓に耳打ちする。
拓は顔をしかめて首を左右に振った。
わからない。
だけど裕太の正体がわかるのなら、ついていく必要がある。
裕太は怪異ハンターとして見逃せない存在だからだ。
「ついたよ」