やってきてしまいましたよ、六月十九日金曜日。
ただでさえボランティアやりたくないのに、今日からヤンキーな転校生を入れて、四人でボランティアでーす……。
新品スマホゲットのためにがんばりマース……。
「占部くん。もしかしたらもう知っとるかもしれんけど、こっちが坊野内清正くんや。――で、清正くん。彼が蓮見神社の跡取りになった、占部葵くんな」
「占部だ」
「坊野内です」
「二人とも、『よろしく』くらい言ったら?」
聖カトレア教会で占部と俺はそっけないハジメマシテをし、それをノアにツッコまれた後、四人で本日の清掃場所である蓮見川の河川敷へ行った。
「今日から四人になったし、効率考えて、二組に別れて掃除しよか」
煩悩ゴミ拾いは、煩悩ゴミモンスターと出会うこともある危険をともなう作業なので、二人以上で行う決まりがあるんだ。
「そんじゃ、三人でジャンケンして。負けた奴が班長の俺とペアな」
テキトー先輩の命令により、俺・ノア・占部でジャンケンをし――俺は占部とペアを組むことになった。うわーん、今すぐお家帰りたーい。
「俺と副班長はあっち掃除するから、お前らは向こう側のゴミ拾い頼むわ。暑いから、倒れん程度にテキトーにがんばろなー」
青々と生い茂った夏草を踏み分け、テキトー先輩とノアが川上へ歩いて行く。
「……俺らも掃除しましょうか」
「ああ」
俺の言葉に占部は短く答え、俺へ背を向けてゴミを拾いだした。
俺は目だけ動かして辺りを見渡し、やや離れた場所にお菓子の空箱が落ちているのを発見したので、これ幸いと占部から離れる。
……やりずらいというか、居心地が悪い。
何故なら占部は初対面のよく知らない奴だし、俺は不良が嫌いだから。
不良とリアルにからむのは今日がはじめてだけど、あいつらはすぐイチャモンつけてきて、暴力をふるってくるイメージがあるから、怖い。
俺はコミュ障じゃないけど、苦手感ある不良と最初から仲良くできるほど、コミュ強でもない。
「暑……」
昨日の夜、包装紙の封印を解いたマイ火バサミで、お菓子の空箱をゴミ袋へ放り込む。
ひたいの汗を腕でぬぐうふりをして、俺は占部をチラ見する。
まだ何もされていないけど、何度見ても威圧感がある。
あいつの身長、たぶん百八十センチ近くあるんじゃないだろうか?
体格も良くて、がっしりしている。空手とか柔道とかやってそう。
目はするどいツリ目で、ツンツンしている髪はオレンジ色。耳にはたくさんのピアス。
……ゴミ拾いに集中してるふりして、できる限り関わらないでおこう。
*
「キャー! ノア様ステキー! お掃除がんばって下さーい! 今度デカ盛りの差し入れ持って行きますねー!」
いつの間にか本当に清掃活動に没頭していた俺は、ノアのファンによる、キャピキャピドデカボイスで我に返った。
俺はボランティアに報酬を求めるロクでもない奴なのに、何夢中になってんだよ……。
ジャージのポケットからスマホを取り出して時間を確認すると、ゴミを拾いをはじめてから約一時間たっていた。
毎回だいたい一時間半から二時間くらい掃除するから、残り三十分か一時間か。
「……あれ?」
俺はスマホをポケットへ戻し、一応のペアである占部はどこにいる? と、辺りを見回したら――いない。
「どこ行ったんだ、あいつ」
煩悩ゴミモンスターとエンカウントする可能性があるから、二人以上で動く決まりなのに。
「占部ー」
正直なところ、占部なんて放っておきたい。
モンスターと出会う確率は高くないらしいし、占部は不良らしくサボって帰ってるかもだし。
でも今この状態をノアに見られたら、「ルール知ってるよね?」とネチネチ言われるだろうから、仕方なく奴の名前を呼ぶ。――返事がない。
「占部ー! どこー?」
さっきより大声で呼んでみるが、返事は返ってこない。
え、マジであいつ断りもなく先帰った?
「おーい! 占部ー! 占部葵ー! 葵ー! どこだー?!」
「うるせぇな! ここだよ!」
イラつき全開の怒鳴り声が聞こえた方向へ身体ごと向けば、占部が堤防兼道路から、俺を見下ろしていた。
「フルネームで呼ぶな!」
目と眉をつり上げた占部が、大股で坂をかけ下りてきて、俺の前に立つ。
勝手にいなくなったのはお前なのに、フルネームで呼ばれたくらいで、何怒ってんの?
「気がついたら占部の姿見えないし、何回か呼んでも返事がなかったから……。どこ行ってたの?」
「コンビニでトイレ借りてた。前のヤツが中々出てこなかったから、時間かかった」
「そっか。でも俺らペアなんだから、俺に一言声かけてから行って欲しかったな」
「トイレ行ってくる」と言わなかったお前が悪いのに、どうしてお前が不機嫌になってんの?!
理不尽だ! と、俺は口元が引きつりそうになるのをこらえつつ、当然のことを言ったんだけど。
「分かった」
占部は一ミリも反省していないぶすくれた顔で、そっけない返事を寄こしてきた。
「……残り三十分か一時間くらいだと思うから、がんばろうぜ。――あ」
俺は文句を言えない不満を、足で乱暴に雑草をなぎ払うことで、ごまかそうとしたんだけど。
好き放題に伸びた雑草のせいで、泥水が入ったコーラの空き缶に気がつかなかった。
俺の足は草に埋もれていた空き缶を蹴飛ばし、蹴飛ばされたコーラの缶は、泥水を吐き出しながら占部の左すねに当たった。
「テメェ、わざとか?」
泥水で汚れたジャージを見ながら、占部がドスのきいた低い声で言う。
「ご、ごめん! わざとじゃない!」
「本当か? さっきもオレのフルネーム呼びまくってたし、テメェ、オレをバカにしてねぇか?」
呼びまくってないし、謝ったのに、占部は俺の胸倉をつかんでグッと上へ引っぱってきた。
あああああ! どうしてこんなことに! マジ最悪! 誰か助けてぇー!
「ほ、本当にわざとじゃないし、バカにもしてません! 行方不明の人を探す時、フルネームを呼ぶのは普通だと思いますっ!」
神様仏様にちかってわざとじゃないし、フルネームを呼んだことにこんなに突っかかってくるとか、本気で意味が分からんすぎる!
「だから離せよっ!」
俺の胸倉をつかむ占部の手を強く上へふり払うと、空になった占部の手が勢いよく俺のアゴに当たり――脳が揺れた。
「お、おい……。わざとじゃねぇし、そんな強く当たってねぇと思うんだけど? お前、弱すぎじゃね?」
予期せぬアッパーカットをくらい、ぼうぼうに伸びた夏草の上にくずれ落ちる俺。
揺れる視界のはしに、動揺しているぽい占部の顔が映った。
「二人とも何やってるの!」
「清正くん、大丈夫か? それともヤバい感じか?」
騒ぎに気づき、かけつけてくれたノアとテキトー先輩により、介抱される俺。
「何があったか説明してもらおか」
適当成分ゼロな真顔のテキトー先輩に言われ、俺と占部は交互にぼそぼそと経緯を話した。
「清正くんのダウンは事故やったんか。ガチのなぐりあいじゃなくて安心したわぁ」
「お互いわざとじゃないことでイラついたわけだから、謝りあって終わりにしたらどうかな?」
事情を聞いたテキトー先輩はほっと胸をなで下ろし、ノアは妥当というか、事なかれ主義にも聞こえる提案をしてきた。
うんうん、謝りあって解決☆ 平和が一番だよね★
――で、気持ちを収められるか!
わざとじゃないけど、俺は泥水入りの空き缶蹴って、占部の服を汚しました。それについては悪いと思ってます。
だけどそうなったのって、元をたどれば占部のせいだし、俺の胸倉つかんですごむ必要はないよな?
不幸な事故とはいえ、俺はアッパーカットまでくらってるわけ。
それなのにケンカ両成敗で、俺も謝らないとダメなの?!
それに俺がここで謝ったら、ナメられて今後ずっと格下扱いされて、占部に一生パシらされる可能性がある。
だから引けない。
「……清正も占部くんも、謝る気はないってこと?」
無言でにらみあう俺と占部を見て、ノアは眉を八の字にしたが、テキトー先輩はさらりとこう言った。
「しゃーないな。そんじゃ暴力使わず勝負して、決着つけてもろて」
「時東先輩?!」
平和な解決方法を放棄したテキトー先輩の提案に、ノアがぎょっとする。
「だってノアくん、そうせなコイツら一生ギスったままやで。勝負には俺が立ちあうから、心配せんでええよ」
「僕も立ちあいます!」
「お、ノアくんもつきおうてくれるんか。心強いわぁ。――ではお二人さん、どういう勝負にする?」
テキトー先輩が細い目をさらに細め、楽しそうに聞いてきた。
どう考えても腕力勝負や体力勝負じゃ、俺は占部に負ける。
ならば知力勝負?……一見バカっぽく見えるけど、意外に頭いいかもしれないしなぁ、この不良。
うーん……あっ、そうだ! これなら絶対勝てるだろ!
「占部、裁縫で決着つけよう」
考えてもみなかっただろう、俺が提案した勝負方法に、三人が目を丸くする。
「どちらが早く雑巾を縫えるか、勝負だ!」
俺は言ってから、「却下されたらどうしよう?」と思ったが、占部はニヤリと不敵に笑った。
「いいだろう、受けて立つぜ」
ただでさえボランティアやりたくないのに、今日からヤンキーな転校生を入れて、四人でボランティアでーす……。
新品スマホゲットのためにがんばりマース……。
「占部くん。もしかしたらもう知っとるかもしれんけど、こっちが坊野内清正くんや。――で、清正くん。彼が蓮見神社の跡取りになった、占部葵くんな」
「占部だ」
「坊野内です」
「二人とも、『よろしく』くらい言ったら?」
聖カトレア教会で占部と俺はそっけないハジメマシテをし、それをノアにツッコまれた後、四人で本日の清掃場所である蓮見川の河川敷へ行った。
「今日から四人になったし、効率考えて、二組に別れて掃除しよか」
煩悩ゴミ拾いは、煩悩ゴミモンスターと出会うこともある危険をともなう作業なので、二人以上で行う決まりがあるんだ。
「そんじゃ、三人でジャンケンして。負けた奴が班長の俺とペアな」
テキトー先輩の命令により、俺・ノア・占部でジャンケンをし――俺は占部とペアを組むことになった。うわーん、今すぐお家帰りたーい。
「俺と副班長はあっち掃除するから、お前らは向こう側のゴミ拾い頼むわ。暑いから、倒れん程度にテキトーにがんばろなー」
青々と生い茂った夏草を踏み分け、テキトー先輩とノアが川上へ歩いて行く。
「……俺らも掃除しましょうか」
「ああ」
俺の言葉に占部は短く答え、俺へ背を向けてゴミを拾いだした。
俺は目だけ動かして辺りを見渡し、やや離れた場所にお菓子の空箱が落ちているのを発見したので、これ幸いと占部から離れる。
……やりずらいというか、居心地が悪い。
何故なら占部は初対面のよく知らない奴だし、俺は不良が嫌いだから。
不良とリアルにからむのは今日がはじめてだけど、あいつらはすぐイチャモンつけてきて、暴力をふるってくるイメージがあるから、怖い。
俺はコミュ障じゃないけど、苦手感ある不良と最初から仲良くできるほど、コミュ強でもない。
「暑……」
昨日の夜、包装紙の封印を解いたマイ火バサミで、お菓子の空箱をゴミ袋へ放り込む。
ひたいの汗を腕でぬぐうふりをして、俺は占部をチラ見する。
まだ何もされていないけど、何度見ても威圧感がある。
あいつの身長、たぶん百八十センチ近くあるんじゃないだろうか?
体格も良くて、がっしりしている。空手とか柔道とかやってそう。
目はするどいツリ目で、ツンツンしている髪はオレンジ色。耳にはたくさんのピアス。
……ゴミ拾いに集中してるふりして、できる限り関わらないでおこう。
*
「キャー! ノア様ステキー! お掃除がんばって下さーい! 今度デカ盛りの差し入れ持って行きますねー!」
いつの間にか本当に清掃活動に没頭していた俺は、ノアのファンによる、キャピキャピドデカボイスで我に返った。
俺はボランティアに報酬を求めるロクでもない奴なのに、何夢中になってんだよ……。
ジャージのポケットからスマホを取り出して時間を確認すると、ゴミを拾いをはじめてから約一時間たっていた。
毎回だいたい一時間半から二時間くらい掃除するから、残り三十分か一時間か。
「……あれ?」
俺はスマホをポケットへ戻し、一応のペアである占部はどこにいる? と、辺りを見回したら――いない。
「どこ行ったんだ、あいつ」
煩悩ゴミモンスターとエンカウントする可能性があるから、二人以上で動く決まりなのに。
「占部ー」
正直なところ、占部なんて放っておきたい。
モンスターと出会う確率は高くないらしいし、占部は不良らしくサボって帰ってるかもだし。
でも今この状態をノアに見られたら、「ルール知ってるよね?」とネチネチ言われるだろうから、仕方なく奴の名前を呼ぶ。――返事がない。
「占部ー! どこー?」
さっきより大声で呼んでみるが、返事は返ってこない。
え、マジであいつ断りもなく先帰った?
「おーい! 占部ー! 占部葵ー! 葵ー! どこだー?!」
「うるせぇな! ここだよ!」
イラつき全開の怒鳴り声が聞こえた方向へ身体ごと向けば、占部が堤防兼道路から、俺を見下ろしていた。
「フルネームで呼ぶな!」
目と眉をつり上げた占部が、大股で坂をかけ下りてきて、俺の前に立つ。
勝手にいなくなったのはお前なのに、フルネームで呼ばれたくらいで、何怒ってんの?
「気がついたら占部の姿見えないし、何回か呼んでも返事がなかったから……。どこ行ってたの?」
「コンビニでトイレ借りてた。前のヤツが中々出てこなかったから、時間かかった」
「そっか。でも俺らペアなんだから、俺に一言声かけてから行って欲しかったな」
「トイレ行ってくる」と言わなかったお前が悪いのに、どうしてお前が不機嫌になってんの?!
理不尽だ! と、俺は口元が引きつりそうになるのをこらえつつ、当然のことを言ったんだけど。
「分かった」
占部は一ミリも反省していないぶすくれた顔で、そっけない返事を寄こしてきた。
「……残り三十分か一時間くらいだと思うから、がんばろうぜ。――あ」
俺は文句を言えない不満を、足で乱暴に雑草をなぎ払うことで、ごまかそうとしたんだけど。
好き放題に伸びた雑草のせいで、泥水が入ったコーラの空き缶に気がつかなかった。
俺の足は草に埋もれていた空き缶を蹴飛ばし、蹴飛ばされたコーラの缶は、泥水を吐き出しながら占部の左すねに当たった。
「テメェ、わざとか?」
泥水で汚れたジャージを見ながら、占部がドスのきいた低い声で言う。
「ご、ごめん! わざとじゃない!」
「本当か? さっきもオレのフルネーム呼びまくってたし、テメェ、オレをバカにしてねぇか?」
呼びまくってないし、謝ったのに、占部は俺の胸倉をつかんでグッと上へ引っぱってきた。
あああああ! どうしてこんなことに! マジ最悪! 誰か助けてぇー!
「ほ、本当にわざとじゃないし、バカにもしてません! 行方不明の人を探す時、フルネームを呼ぶのは普通だと思いますっ!」
神様仏様にちかってわざとじゃないし、フルネームを呼んだことにこんなに突っかかってくるとか、本気で意味が分からんすぎる!
「だから離せよっ!」
俺の胸倉をつかむ占部の手を強く上へふり払うと、空になった占部の手が勢いよく俺のアゴに当たり――脳が揺れた。
「お、おい……。わざとじゃねぇし、そんな強く当たってねぇと思うんだけど? お前、弱すぎじゃね?」
予期せぬアッパーカットをくらい、ぼうぼうに伸びた夏草の上にくずれ落ちる俺。
揺れる視界のはしに、動揺しているぽい占部の顔が映った。
「二人とも何やってるの!」
「清正くん、大丈夫か? それともヤバい感じか?」
騒ぎに気づき、かけつけてくれたノアとテキトー先輩により、介抱される俺。
「何があったか説明してもらおか」
適当成分ゼロな真顔のテキトー先輩に言われ、俺と占部は交互にぼそぼそと経緯を話した。
「清正くんのダウンは事故やったんか。ガチのなぐりあいじゃなくて安心したわぁ」
「お互いわざとじゃないことでイラついたわけだから、謝りあって終わりにしたらどうかな?」
事情を聞いたテキトー先輩はほっと胸をなで下ろし、ノアは妥当というか、事なかれ主義にも聞こえる提案をしてきた。
うんうん、謝りあって解決☆ 平和が一番だよね★
――で、気持ちを収められるか!
わざとじゃないけど、俺は泥水入りの空き缶蹴って、占部の服を汚しました。それについては悪いと思ってます。
だけどそうなったのって、元をたどれば占部のせいだし、俺の胸倉つかんですごむ必要はないよな?
不幸な事故とはいえ、俺はアッパーカットまでくらってるわけ。
それなのにケンカ両成敗で、俺も謝らないとダメなの?!
それに俺がここで謝ったら、ナメられて今後ずっと格下扱いされて、占部に一生パシらされる可能性がある。
だから引けない。
「……清正も占部くんも、謝る気はないってこと?」
無言でにらみあう俺と占部を見て、ノアは眉を八の字にしたが、テキトー先輩はさらりとこう言った。
「しゃーないな。そんじゃ暴力使わず勝負して、決着つけてもろて」
「時東先輩?!」
平和な解決方法を放棄したテキトー先輩の提案に、ノアがぎょっとする。
「だってノアくん、そうせなコイツら一生ギスったままやで。勝負には俺が立ちあうから、心配せんでええよ」
「僕も立ちあいます!」
「お、ノアくんもつきおうてくれるんか。心強いわぁ。――ではお二人さん、どういう勝負にする?」
テキトー先輩が細い目をさらに細め、楽しそうに聞いてきた。
どう考えても腕力勝負や体力勝負じゃ、俺は占部に負ける。
ならば知力勝負?……一見バカっぽく見えるけど、意外に頭いいかもしれないしなぁ、この不良。
うーん……あっ、そうだ! これなら絶対勝てるだろ!
「占部、裁縫で決着つけよう」
考えてもみなかっただろう、俺が提案した勝負方法に、三人が目を丸くする。
「どちらが早く雑巾を縫えるか、勝負だ!」
俺は言ってから、「却下されたらどうしよう?」と思ったが、占部はニヤリと不敵に笑った。
「いいだろう、受けて立つぜ」



